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ルートヴィッヒ(cv.水島大宙) 本名:ルートヴィッヒ・エーミール・グリム 年齢:16歳 ヘンリエッタの従兄弟兼幼馴染。 描いた絵を具現化する力を持つ。 攻略 ※攻略制限あり※ 初回はSADENDのみ可能 魔王ルートに行けるようになる2週目からHAPPYEND解禁 -幸福な日々- (気のせい) 探しに行く-戦う-応える-覗いてみる マンドラゴラ 取って来てもらう -謎の笛吹き男- ルートヴィッヒに頼む -あかずきん登場!- 助ける -塔の上の少女- 買う-エーデルワイスのしおり 聞く-ルートヴィッヒ 登る 助けて、ルートヴィッヒ -白馬の王子様!?- キャンバス奪還 買う-地図 -あたたかな思い出- 選択肢なし -眠りについた町- 炎の精霊を呼ぶ 買う-とある姫様の隠しスケッチ ヘッセン -ときめきの舞踏会- 買う-星屑の銀貨 -いらっしゃいませ、お嬢様- 選択肢なし -女神ブリュンヒルデ- 行く 平手打ち 炎に飛び込む -霧の使者- 選択肢なし -暗黒童話の迷宮- 目を覚ます -遠いルートヴィッヒ- 受け取らない -月下の決戦- 選択肢なし ルートヴィッヒED:-そばにあるぬくもり-
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とある夜の町 一人の制服姿をした中学3年の女の子が塾の帰りで人気のない所を歩いていた だがその後ろから怪しい影が忍び寄っていた 「むふふ……あの女子中学生なかなかいい体してるなぁ……じゅるり」 その正体はその辺にいそうな仕事帰りの中年の男だった 端から見ればただのストーカーに見える……が 次の瞬間男は人間とは思えない速度で女の子に接近した そして…… 「いっただきまぁす!」 バクリ 男は何と口を人が一人入るほど大きく開けて女の子を丸飲みした 「きゃあ!!」 女の子は勿論突然の出来事に驚いていた 「むふふ……ついに…ついに生の女子中学生を手に入れたぞ! だがこの姿じゃ落ち着かんな……ここは人がいないし元の姿に戻るとしよう」 すると男の肌の色は緑っぽく変化し、目の色も赤へと変化した さらに体も膨れ上がるように一気に巨大化し 身につけていた服は一瞬で破れてしまった 「いやあぁぁぁ!ここから出してぇ!」 女の子は口の中で必死にもがくが、余計に化け物を興奮させるだけであった 「ハァハァ……女子中学生の味が舌から伝わってくる… これからこの子を……もう我慢できない!早く食べちゃおう!」 すると化け物は舌を女の子のスカートの中に入れて太股やパンツを欲望のままに舐めまくった 「ひゃあ!や…やめ……んっ!」 「ベロベロ…クチャクチャ………美味しい…… 今まで人間の女の子は美味しそうだなぁと見ているだけだったが いざ食べてみると想像以上に美味いな…… しかも長年夢見てきた女子中学生を食べれるとは……ハァハァハァハァ!」 そして化け物は口をもぐもぐし始めた どうやら噛んでいるみたいだ 「きゃあぁ!い…痛い……やめてえぇぇぇ!」 「ハァハァ……柔らかくて美味しい………!!」 ゴクリ 興奮した化け物はついに女の子を飲み込んでしまった 化け物は女の子を収めて膨れた自分の腹を撫でていやらしい顔をしていた 「むふふふ……これから女子中学生は消化されて俺の一部に…… 夜なら今みたいに簡単に襲えるから……これから晩飯は人間の女の子を食べるとしようハァハァ」 そして化け物は闇の中へと消えていった この日以来毎晩若い女性が一人また一人と 行方不明となっていく奇妙な事件が多発したのは言うまでもない 完 名前 コメント すべてのコメントを見る
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午前11時34分27秒。火蓋は切って落とされた。 一厘が宙に浮かせていた、最大250万ボルトもの電圧を発生させられる小型スタンガン『DSKA―004』の群れを界刺へ向けて射出する。 同時に、真珠院が触れた木を念動力で地面から引っこ抜いた。宙に浮遊したそれから、慌てて蝉が飛び去って行く。 『物質操作』による精密な軌道を描き、『DSKA―004』が界刺に突き刺さ・・・らない。 それは、『光学装飾』によって作り出された光のコピー。すり抜けていくスタンガンを確認した少女2人は、 不可視状態の界刺が何処に居るのかに神経を尖らせる。主に使うは聴覚。 下は芝生が敷かれており、近くに来ればその足音で多少なりとも位置を捕捉できる。 そう思った少女達を邪魔するのは、周囲から絶え間無く聞こえて来る蝉の鳴き声。その耳につく音が、少女の聴覚を妨げる。 シャン!! 聞こえた。芝生を踏む音が確かに。それにいち早く気付いた一厘が、音の聞こえた方に思わず顔を、視線を向けた・・・その時!! ピカッ!! 閃光が煌く。だが、思いの外眩しくない。やはり、口ではああ言っておきながら少しは加減をしてくれるのか。そんな“甘い”考えが一厘の脳裏を掠める。 付近に『DSKA―004』を滞空させて、閃光を腕で遮る一厘の視線の先にある閃光が消える。 それに伴い光を遮っていた腕を少し下げ、聴覚に集中しながら閃光のあった場所を見ようとした一厘の顔面に・・・ ドスッ!! 界刺が投射した警棒が突き刺さる。鼻っ柱にクリーンヒットした警棒、そして顔面へのダメージに気を取られた一厘の腹目掛けて・・・ ボコッ!! 不可視状態を解いた界刺の拳が叩き込まれる。吹っ飛ぶ一厘。急に姿を現した界刺に驚きながら、真珠院は宙に浮かせた木による迎撃行動を行おうとする。 一厘程では無いにしろ、高い精度を誇る自身の念動力で界刺を吹っ飛ばそうと操作し・・・ ビュン!! 突如として、瞳に映るのが界刺から建物―後方にある常盤台学生寮―に移り変わる。その突然の事態に硬直してしまった真珠院の顎に・・・ ガッ!! 警棒が振り上げられる。木では無く自分自身が宙に浮き、呆気無く地面に仰向けになって倒れる真珠院。 所要時間18秒。まずは、界刺の圧勝。そして、一厘・真珠院の完敗である。 「ガハッ!!ゴホッ!!」 「ッッッ!!」 一厘は、腹部へのダメージに何度も咳き込む。鼻からは血も流していた。 真珠院も、顎へのダメージと地面に頭から倒れてしまったダメージに苦しむ。何処かを切ったのか、口から血が流していた。 「ま、こんなモンか。・・・戦闘開始から20秒も経ってないんじゃねぇの?“講習”でよかったな、一厘!珊瑚! これが本当の殺し合いってヤツなら、お前等はもう死んでるぜ?」 界刺が突き付ける現実。それは、自分達が弱いという厳然たる事実。 「もしかしたら、こう思ってるのかな?『半径30m内なら接触する必要無く』15kg以下の物体なら支配下における自分に、何で一切の躊躇も無く警棒を投射できるのか? 『接触さえすれば』重量級の物体を支配下における自分に、何で一切の躊躇も無く警棒を叩き込めるのか?どうかな?」 「「!!?」」 内心を読まれる。物の見事に。この男は、それすらも戦術に組み込んでいるのか。 「それなら、話は簡単だ。俺達能力者は、全て演算によって能力を行使している。つまり、何らかの手段で演算を阻害すれば能力は行使できない。 例えば、『然程眩しくない閃光に油断させ、閃光が消えた瞬間に対象者へ無意識に思考空白を発生させる』とか、 『目の焦点を狂わし対象者に思考硬直を起こさせ、攻撃する時に接触する物体に念動力を行使させないようにする』とか・・・ね」 警棒を宙に投げ、取り、投げ、取りを繰り返しながら語る様は、今の戦闘がお遊び程度であることを意味するのか。 「どうする、一厘?珊瑚?もうやめとくか?お嬢様の矜持(プライド)を損ねるのは、俺の本意じゃ無いしな。んふっ!」 心にも無い声が、表情が、態度が自分達の心を不愉快にさせる。その理由が、他の誰でも無い自分自身にあるからこそ余計に。 「まだ・・・まだ行けます!!」 「この程度のこと・・・試練と呼ぶには軽すぎますわ!!」 少女達は立ち上がる。自分達がこうなるのは、心の何処かでわかっていたこと。みっともない姿を晒す羽目になるのも、承知の上。 それでも尚、掴みたい物があるが故に、一厘鈴音と真珠院珊瑚は挑む。 「あっそ。そんじゃ来い。次は、もうちっとマシな姿を見せてくれよ」 そう言って、再び戦闘が始まる。学生寮の庭を賑わす狂騒は、まだ始まったばかりである。 「苧環様・・・!!」 「・・・見ていなさい、月ノ宮。一厘や真珠院が、あの男に挑む姿を」 「界刺・・・!!」 戦闘場所からは少し離れて見学している常盤台生達。彼女達の目に飛び込んでくるのは、自分達と同じ生徒が何度も倒れる姿。それでも立ち上がり、男へ挑んで行く様。 必死。この空間には場違いな空気が、夏の日差しによって湧き上がる熱気と共に色濃くなっていく。 「一厘先輩と珊瑚が・・・圧倒されてる?」 「晴ちゃん・・・」 「なんば圧倒されちょんの、晴天!?今は、あん男の能力ば見極めるチャンスったい!!」 「た、確かに銅街さんの言う通りです。わ、私もしっかりこの目に焼き付けますです!」 今現在はというと、真珠院が念動力で操作していた木を4つに折って挑み、隙あらば界刺に接触しようと果敢に攻めていた。 一厘は、真珠院をサポートするために『DSKA―004』の他にも操れる物体を動員して界刺の行動を阻害しようとする。 「これで、あの殿方も!!」 「いえ、何だか作為的な雰囲気を感じる・・・。これは・・・」 「罠・・・か!?」 「すごい・・・」 だが、それはまたしても光のコピー。少女達の攻撃は、虚しく空を切る。土煙が、盛大に舞い上がる。 「クッ!!」 「界刺さんは何処・・・!?」 少女達は不可視状態に身を置く界刺を探すために聴覚に集中するが、それは自分達の攻撃が起こした音のせいで無意味も同然だった。 一厘は、界刺と1人で相対する“恐怖”に無意識の内に急かされ、真珠院に駆け寄って行く。 「真珠院!ここじゃ、周囲の音が聞き取り難いわ。早くここから・・・」 「そうは問屋が卸さない」 「グハッ!?」 真珠院へ駆け寄る途中に、界刺は待ち構えていた。またしても姿を現した界刺の拳が鳩尾に決まり、一厘は束の間呼吸困難に陥る。 「ガハッ・・・!!」 「一厘先輩!?」 「そして・・・」 「なっ!?」 ダメージによって身動きが取れない一厘を担ぎ上げ、真珠院へ突進する界刺。真珠院は、一厘が居るために攻撃することができない。 「仲良くご一緒に!!」 「クッ!!」 突進を喰らう直前に、真珠院は念動力を己に掛けて宙へ逃れる。自分を浮遊させるそれは、高速的な移動こそできないものの、ある程度は自在に操作できた。 「へぇ。さすがは『念動使い』。自分を浮遊させたか。自力で空を飛べるってのは、気持ちいいんだろうな」 「さぁ、これであなた様の打撃系の攻撃は私には届きません!これで・・・」 「んじゃこうする」 「ガアアァァッ!!!」 「い、一厘先輩!?」 真珠院の視線の先に、界刺の右腕で首を極められ左腕と両足まで使ったホールド技により身動きが取れなくなった一厘の姿があった。 「い、一厘先輩!『物質操作』でスタンガンを・・・!!」 「そんな暇を俺が与えると思う?もし向けて来たら、速攻で一厘を“落とすよ”?真刺の首絞めはこんなモンじゃ無ぇけど、俺もアイツからそれなりに習ったしな」 「ぐううぅぅ!!!」 「なので・・・さっさと降りて来い。お前は、一厘が俺から学ぶ機会を奪うつもりなのか?自分のために先輩を犠牲にする。大した後輩だねぇ」 「・・・!!」 真珠院は、界刺の卑劣な行為に憤怒する。あれは、人質を使った脅しだ。あんな人間の言うことに等、この自分が従うわけには・・・ 「・・・成程。お前の考えはよ~くわかった。んじゃ、後輩の犠牲になってね、一厘?それっ!」 「カハッ・・・ガアァ・・・アァ・・・・・・」 「ま、待って!!!・・・わかりました」 いよいよ、一厘は意識が飛びそうになる。その姿を見て・・・真珠院は決断する。それを示すかのように、界刺の前に降りて来た。 「これで・・・よろしいですか?」 「し・・・真珠、院・・・!!」 「あぁ、いいよ。いい後輩を持って、一厘も幸せモンだ。なのによぅ・・・」 真珠院の行動に、顔を歪ませる一厘。その行動に界刺は・・・気を振り向けない。何故なら、自分に迫る危機の存在に気付いていたから。 バオッ!! スッ!! 土煙から現れたのは、長手袋に包まれた手。その手が自分へ及ぶ前に、界刺は一厘へのホールドを解き、その場から離れる。 「・・・後輩の健気な行動を無駄にするのか?」 「あらあら、あんなものは健気とは言いませんわよ?卑劣極まる貴方の脅迫によって、止む無く取った行動ですわ」 「全く。私が電撃を飛ばしていた方が、あの男が怯む可能性は高かったのに。自分がやるって聞かないんだから」 「津久井浜先輩・・・!!苧環先輩・・・!!」 真珠院と一厘の前に立つは、サングラスを掛けた津久井浜憐憫と苧環華憐。2人からは、界刺への敵意に満ち溢れていた。 「あらあら、こんなことなら朝食の際に『発熱爆弾』による制裁を断行するべきでしたわね」 「界刺得世。あなたが言う『いわれなき暴力を振るわない強者』とは、まさかこんな卑怯な真似を平気で行う人間のことを指しているわけ? だとしたら・・・私はあなたのことを思い違いしていたようね。見損なったわ!!」 津久井浜からは熱気が浮かび上がり、苧環からは電流が迸る。その様を見て、界刺はある提案をする。 「あっ!そういえば、1つ言うのを忘れてた。お前等が参戦してもいいって言ったけど、少し条件を付けさせて貰うから」 「はぁ?条件!?」 「そう。苧環!お前は、電磁波による物体感知ってできる?」 「そ、そりゃあできるけ・・・!!まさか・・・!!」 「そう。そのまさか。お前、その能力は使用禁止な」 電磁波による物体感知。これを禁止させられると、苧環は不可視状態の界刺を見付けることが困難になる。 「あなた・・・!!そんな都合のいいことをこの私が受け入れるとでも!?」 「苧環!お前は、こんな卑劣な真似をした俺を・・・まだ信じられるか?」 「えっ・・・?」 界刺が苧環に向ける視線には、一切の曇りも嘲りも無かった。その瞳が、その視線が苧環の瞳を射抜く。 「何で俺がお前にそういう条件を付けるのか・・・。その意味は、今の時点じゃわからないだろうけど。俺も言うつもりは無いしね。 苧環。お前が知る俺っていう人間は・・・自分に都合のいいだけのことをするような人間なのか?」 「・・・!!」 『意味』。界刺が自分の能力の一部を制限する『意味』。 この言葉から連想するのは・・・界刺がただ単に、自分達へ力の差を見せ付けるために動いているわけでは無いということ。 人質を使った脅しという卑劣な真似をしてでも一厘や真珠院を追い込んでいるのには、界刺なりの理由があるということ。 これは・・・『いわれある暴力』。少なくとも、苧環はそう受け取った。故に、苧環は数秒後に決断を下す。 「・・・ふぅ。仕方無いわね。わかったわよ。あなたの言う通り、電磁波による物体感知はしないでいてあげる。但し、それ以外の能力はふんだんに使わせて貰うわよ?」 「どうぞ。お好きなように」 苧環の了承を聞いた界刺は、その場から離れる。仕切り直しというわけだ。 「あらあら、良かったの、苧環さん?あんな卑劣漢の言うことなんか聞き入れてしまって」 「・・・あの男なりの考えがあるみたいだし、卑劣漢かどうかはそれを見極めてからでも遅く無いと思っただけよ」 津久井浜と苧環が会話する中、真珠院は座り込んでいるボロボロな一厘に駆け寄る。 「一厘先輩!大丈夫ですか?」 「な、何とか・・・。やっぱ、界刺さんは容赦無いね。・・・私のことを、女として見ていないのかも(ボソッ)」 「あら、何か仰られましたか?」 「え?ううん、何でも無い。それにしても、あの不可視状態って本当に厄介よね。私達の攻撃が、悉く空振りに終わっちゃう」 「えぇ。苧環先輩の感知能力も禁止されましたし・・・。どうやって得世様の位置を見破るかが最重要課題ですね」 一厘と真珠院は、束の間の休憩時間に頭を働かせる。自分達が大々的に攻撃すれば、その音で不可視状態に居る界刺の足音を消してしまう。これでは、話にならない。 「一厘先輩の能力で、得世様を操作することは・・・ハッ!!」 「・・・私の『物質操作』は15kg以下の物体しか操作できないからさ、人間で操作できるのは赤ちゃんくらいなんだよね」 「そ、そうでしたね・・・。余計な質問をして申し訳ありませんでした」 真珠院は、自分の口から出た“できもしない願望”に歯噛みする。自分は、一厘の能力について事前に説明を受けていた。 なのに、聞いておきながらも出てしまった自分の言葉に、感情に愕然とする。これでは、あの男の言った通りではないか。 「そ、そんなこと無いって!こういう自己分析は大事なん・・・・・・」 「・・・一厘先輩?如何されましたか?」 真珠院は、自分へ向けた言葉を中断させた一厘を疑問に思う。何故なら、一厘の表情が驚愕に満ちていたからだ。 『リンちゃん。君は涙簾ちゃんと組んだこともあったでしょ?あの時、君はどう思ったの?』 「(私は・・・私は、とんでもないことに今まで気付いていなかったんじゃあ!!?)」 一厘は、高速で思考を纏め上げて行く。自分の能力、自分の経験、自分への言葉etc。それ等全てを纏めた後に・・・“試す”。 「ッッ!!!」 それは、確かな手応え。それは、今まで自分が思いもしなかった事実、否、気付いていたのに無意識の内に無視していた事実。しかし、それは紛れも無い現実である。 「一厘先輩・・・?」 「真珠院・・・。不可視状態に居る界刺さんを見破る方法を思い付いたよ」 「ほ、本当ですか!!?」 「うん。これなら・・・きっとイケる。ううん、絶対にイケる!!それに・・・真珠院の能力を活かす方法も思い付いた!!」 「ッッ!!そ、それは・・・?」 「え~とね・・・」 一厘と真珠院は、戦闘再開前まで作戦を練り続けた。何時の間にか、一厘の瞳に輝きが戻っている。彼女は、心の中で固く決意する。 散々自分を痛め付けてくれた借りを、ここで返す。自分を駄目出ししまくった男に、目に物を見せ付けてやる。 そんな一厘の自分へ向けて来る視線に気付いた界刺は・・・口の中だけで笑った。 「そんじゃ、仕切り直しと行こうか?1対4か。中々にしんどくなって来たかな?」 「あらあら、さっきまでの威勢のいい態度は何処へ行ってしまわれたのですか?そして・・・そんなことを言った所で貴方への制裁は止まることはありませんことよ?」 「こんな機会は滅多に無いし。今日は、存分に暴れさせて貰うわよ!!」 「真珠院・・・。段取り通りに。私達は後方でタイミングを探るよ?」 「わかりました」 そう各々が言葉を交わした直後に、戦闘が再開される。初手は、苧環。 「ハッ!!」 苧環の放った高圧電流が界刺を貫くが、これもまた光のコピー。そして、それは苧環の予想通り。 「津久井浜!!」 「あらあら、そんな大声を出して・・・はしたないですわよ?」 そう無駄口を叩きながらも、津久井浜は地面に手を置く。己が能力『発熱爆弾』を発動させるために。 ドゴオオーン!! 急激な発熱による体積の膨張を利用した爆発。角度や温度上昇等を調節して引き起こされた爆発は、方向性を持って広範囲に渡って地面を吹き飛ばす。 しかし、完全には制御できないらしく自分達にも巻き上げられた土が降って来る。 「ちょ、ちょっと!!あなた、何味方も巻き込んでいるのよ!?」 「あらあら、爆発自体には巻き込んでいないのですから、このくらいは大目に見て下さいな。あの卑劣漢への制裁には、このくらいが丁度いいのですよ?」 苧環の文句にも、平然と受け答えする津久井浜。彼女も彼女なりに、界刺に対して警戒している表れか。 「ひっでぇな。後でバカ形製に怒られちゃうじゃないか」 「「!!」」 とそこへ、土を体の所々に被った界刺が姿を現して近付いて来た。遠距離では『発熱爆弾』にいいようにしてやられると判断したからか、界刺は接近戦を仕掛ける。 「接近戦で、私をどうとでもできるなんて思わないでよ!!」 「うおっ!?」 危うく界刺が交わしたそれは、苧環が作り出した砂鉄の剣。生身に喰らえば唯ではすまない切れ味に、鳥肌が立つ界刺。 「あらあら、余所見はいけませんわ?」 「ぬおっ!?」 砂鉄剣に気を取られた界刺に後方から、手を伸ばして来る津久井浜。彼女に触れられれば一巻の終わり。 それがわかっている界刺は、すぐさま横っ飛びによって津久井浜の魔手をかわす。 「そして・・・気を抜いても駄目ですわ」 「!!」 界刺の目に映るのは、津久井浜が地面に手を置いている姿。数秒後にあの爆発が自分を襲う。そう判断したが故に、『光学装飾』による演算の阻害を敢行する。 グルグルグル 「なっ!?」 廻る周る世界が回る。それは、まるで万華鏡。様々な色や形を成す光が像が、反射に次ぐ反射を、屈折に次ぐ屈折を重ねて束ねてグルグル回る。 津久井浜のサングラス越しに―加えて顔とサングラスの隙間から―瞳へ入る可視光線を操作し、界刺は津久井浜の平衡感覚を狂わせる。 「!!・・・ウッ!!」 「津久井浜!?」 平衡感覚を狂わされ急激に気分が悪化した津久井浜は、口に手をやりその場に蹲る。その姿に驚く苧環を狙い、界刺が疾走する。 「このっ!!」 苧環は、界刺に向けて即座に電撃を飛ばそうとするが、その直線上には蹲る津久井浜が居るため躊躇する。もし界刺にかわされれば・・・ 「『津久井浜に当たる』ってか?」 「!!」 自分の躊躇を看破された。苧環は焦りのままに砂鉄剣を振るうが、 スカッ!! 「なっ!?残像!?」 砂鉄剣が当ったと思った―そして、空を切った―それは、光の残像。 界刺は、苧環へ突っ込むと見せ掛けて、疾走の途中から光のコピーを走らせていた。自分を不可視状態にして。 残像と入れ替わったタイミングは、苧環にもわからなかった。それ程までに見事な交代劇。これは、穏健派救済委員の1人である啄鴉から習った光の幻惑術(体重移動編)。 コピーを出すタイミングや場所、そこに界刺流のオリジナルを加えた残像を“素通り”して、不可視状態を解いた界刺が今度こそ苧環に突っ込んで行く。 「甘ぇ!!」 「ガハッ!!」 砂鉄剣を避けた界刺が手に持つ、絶縁性付き警棒による突きが苧環の胸の中心へ放たれた。今の界刺の基準は、昨夜戦ったあの殺人鬼の速度である。 それに届かない者に対処することは、今の彼にとっては容易であった。砂鉄剣が、唯の砂鉄に戻る。 吹っ飛び地面に倒れ込みながらも、苧環は電撃を放とうとする。しかし・・・ 「きっとだけど、今の状態じゃあそれって当らないぜ?」 「はっ!?」 それは、界刺が看破したもう1つの事実。 「お前等『電撃使い』は、日常的に電撃を放つ訓練をしているわけだろ?ってことはだ・・・電撃を放つ時にどうしても出るんだよなぁ。体に染み付いた癖ってのが」 「癖・・・!?」 「そう。例えば眉間に皺を寄せたりとか、思わず拳を握り込むとか、そんな癖。つまり、体のどこかに力が入るんだよ。そして、それによる僅かな体温変化を俺は見逃さない」 「・・・!!」 サーモグラフィを行使して、対象者の体温変化を見極めることで行動予測を立てる。界刺自身、この方法は今まで余り使って来なかった。理由は疲れるから。 それを日常的に使えるよう訓練するようになったのは、救済委員の1人である雅艶総迩に完敗したあの日の出来事が切欠である。 「逆に、俺はそんな前兆を感じさせる真似は一切見せねぇ。これでも、『光学装飾』で少しは操作してるんだぜ? お前等に俺の挙動を察知されないように。最低限レベルだけど」 「(!!・・・ということは、さっきの焦ったような顔は・・・)」 自分の砂鉄剣を危うくかわした界刺の焦った顔。あれは、『光学装飾』で作っていたとでもいうのか? 「姿を消していないからって油断するなよ?もし、お前が電磁波による物体感知をしていたとしても、俺は次のペテンを仕掛けるぜ? それに、幾ら雷の速度っつっても放つのは人間だ。その人間が放つタイミングさえわかれば、避けることもできなくは無いんじゃないか? ちなみに、俺が光を放つタイミングはわかんねぇだろうけどな。理由はさっき述べた通り。 その上、サングラスをしていても俺の『光学装飾』は防ぎ切れない。ってことで・・・苧環。お前は俺に勝ち目無ぇよ・・・!!」 「(!!ま、まさか・・・本当に・・・?私が初撃で電撃を放った際に、界刺は私の癖や電撃を放つタイミングを看破したって言うの!?)」 界刺のカミングアウトに、苧環は息を飲む。何時の間にか、暑さによる汗では無い何かが背中を流れる。 「(さ~て、苧環さん。さっさと降参してくれ!!確かに癖っつーか体温変化はわかるけど、俺だって実際に電撃をよけたことなんて無ぇし!! 頼むから早く引き下がってくれ!!)」 対する界刺も冷や汗ダラダラ状態である。『光学装飾』を使うことで、そんな素振りは一切見せていないが。 つまり、界刺お得意のペテン―リンリンが言う所の『詐欺話術』―である。 「それにさ、早く津久井浜を看病しなくていいの?あの娘、今もグルグル状態だし」 「くっ・・・。・・・わかったわ。この勝負、私と津久井浜の負けよ」 「そうかい。んふっ、それが賢明だ。(ふぅ~、よかった!!助かった!!!)」 苧環の言葉に、安堵する界刺。俯く苧環が、津久井浜の下へ行くために界刺の脇を横切ろうとする。それが・・・この男にできた唯一の隙。 ガッ!! 「ぐっ!?」 「でも、あの娘達の戦いはまだ終わっていないわよ!!」 苧環からの手助け。界刺が持っていた2つの警棒の内、左手にあった警棒を宙へ飛ばすため、苧環は界刺の左手に右アッパーを繰り出す。 「苧環!!」 「隙を見せたあなたが悪い!それに、電撃や砂鉄みたいに目に見えやすい攻撃に気を取られていたんじゃないの!?」 苧環の一撃を喰らい、警棒が宙に浮く。それを、少女は見逃さない。 「苧環!!ありがとう!!」 一厘鈴音。15kg以下の物体なら接触せずに操作できる念動力系能力者。その彼女が、界刺の持っていた警棒に己の念動力を掛ける。 「くっ!!」 「一厘先輩!!」 「苧環の助けを無駄にしないわよ、真珠院!!さぁ、行くわよ!!」 「はい!!」 界刺に奪い返されないように、即座に自分達の方へ警棒を引き寄せる一厘。真珠院と一緒に考えた作戦が・・・いよいよ敢行される!! continue!!
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374 名前:とある12月の風景・Aパート 1/4 :2009/12/09(水) 10 49 30 ID ??? うう、369の後に投下するのは心苦しいが…パラレルってことでひとつ。 ソーマ「似顔絵描き?」ズズ… ティファ「はい。 熱いから気をつけて…」っ【紅茶】 フェルト「あ、ありがと…」 ソーマ「…とは、なんだ?」 かくん、と20°ほど傾く二人。 しっかりしている様で、この年上の友人は意外と一般の社会常識に疎い。 フェルト「え~っと…」 ティファ「お客さんの似顔絵を描いて、それを買ってもらうんです」 ソーマ「ああ、この1000円がその値段なのか。 …商売になるのか?」 ティファ「専門のプロの人もいますから。 でも、普通は絵の勉強をしている人が修行…って言うんでしょうか。 練習と、ちょっとした収入をあてにしてするのが多いです」 ソーマ「ふむ。 芸術はよくわからん。 どこかの飲食店でアルバイトと言うわけにはいかないのか?」 ティファ「そういう所はだいたい長期間拘束されますから。 コンクールも近いので…」 フェルト「ガロードとも会えないし?」ニヤニヤ ティファ「…」(////) ソーマ「やれやれ、ご馳走さま、だw それで、私たちにできることはなんだ?」つ【空きカップ】 ティファ「えっ?」 フェルト「モデルでも客寄せでも、何でもやります!」ムフー ソーマ(うむうむ) ティファ「…えっと、似顔絵はお客さんを描くので…別にモデルは… それに、客寄せは…」 375 名前:とある12月の風景・Aパート 2/4 :2009/12/09(水) 10 51 01 ID ??? ●フェルトの場合 フェルト「あ、あの…」 ロアビィ「ほい? あれ? あんた、たしかライルさん所の… フェルトちゃん、だよね? こんな所で何してるの?」 フェルト「え、えっと…」 ロアビィ「あ、こんな吹きっさらしで立ち話もなんだし。 どう?お茶でも。 ハーブティの美味い店、知ってるんだ」 フェルト「えっ! い、いえ、あの、えっと…似顔絵…」 ロアビィ「大丈夫、とって食ったりしないから。 俺、仲間内でも紳士で通ってるんだぜ?」肩抱きっ フェルト「ふえっ!」 ロアビィ「う~ん、近くで見ると、益々かわいいねぇ… どう、本気でお兄さんと付き合っt」 ビシッ! ロアビィ「あだっ! 痛って~… 何コレ…ゴム弾? ってことは…」ソーー 遥か遠くのニール「………」←ウチのフェルトに何しやがるオーラ ロアビィ「うはははは…(汗 相変わらずい~い目してらっしゃること… んじゃ! お兄さんが怖いからこれにて失礼!」 フェルト「…あう」 ●ソーマの場合 ソーマ「おい貴様!」 カツ「えっ? ぼ…俺、ですか?」 ソーマ「そうだ。 貴様、似顔絵は欲しくないか?」 カツ「ええっ? 似顔絵? って、一体…」 ソーマ「要るのか要らないのか! はっきりしろ!」 カツ「はっ、はいっ! …いえ、あの、別に…」 ソーマ「…」ギロリ カツ「ひいっ!」 ソーマ「はっきりしろと言ったはずだ。 貴様の耳は飾りか!」 カツ「い、いえ、あの…」 ソーマ「聞こえん!」 カツ「ご、ごめんなさーーーーーーーい!(涙」→→→脱兎 ソーマ「あ、おい!」 ティファ「(なんてことに…)」 フェルト「(なりそうな…)」 ソーマ「(なにやら不穏当なことを想像されている気が…)」 376 名前:とある12月の風景・Aパート 3/4 :2009/12/09(水) 10 51 51 ID ??? フェルト「………何か手伝えること」 ティファ「ありがとう。 その気持ちだけで十分です」 ソーマ「む…しかし、だな…ティファががんばっているのに、 何もしないのは友人として、その…」 ティファ「これは、私のするべきことですから。 お二人は自分のことをがんばってください」 困ったような笑みを浮かべて言うティファ。 フェルト「と言われても…」 ソーマ「店は定休日だし… 調整日だから、今日のメニューはもう終わってしまったし…」 フェルト「ミッションがエージェントからの情報待ちで… 連絡がくるまですることが…」 ティファ「えっと…」 ソーマ「………」 フェルト「………」 思わず、己の趣味の無さに顔を見合わせる二人。 ティファ「こ、紅茶、もう一杯いかがですか?」 ソーマ「すまん…」 フェルト「いただきます…」 ティファ「はい」 椅子にしている箱の脇を開き、ポットを取り出すティファ。 ソーマ「良くできているな、そのボックス」 フェルト「ひょっとして…」 ティファ「ええ、ガロードが作ってくれたんです。 いろいろ便利なんですよ?」 ハロにも使われている小型、軽量、大容量のパワーセルを内蔵し、 温度調節AIにより、ヒーターの温度は常に最適の状態を維持する。 ティファ「欠点は暖かか過ぎて、お尻に根っこが生えちゃうことですね」 フェルト「こたつみたい…」 ソーマ「うむ。 あれは…危険だ…」 こたつで溶けるソーマの姿を想像して、思わず笑う二人。 377 名前:とある12月の風景・Aパート 4/4 :2009/12/09(水) 10 53 48 ID ??? ソーマ「しかし、またガロード君か」 ティファ「はい?」 ソーマ「いや、その、こうも…何というか、負けっぱなしと言うのが… 気に入らん」 友人として、ティファを思う気持ちは紛れも無く本物である。 が、何かをしようとすると、その遥か前方をあの陽気な少年が スキップしながら進んでいるのである。 ソーマの中の負けん気がむくむくと頭を上げる。 フェルト「でも、しかたないですよ。 ガロードですし」 あらゆる分野で天才揃いの、かの兄弟にあって、 ガロード自身には飛びぬけた才能がある訳ではない。 だが、ことティファ・アディールが絡むとその行動力と才覚が爆発する。 その様は10倍界○拳ともスーパー地球人とも例えられ、 齢15にして既に数々の伝説を残していた。 人は謂う。 ――やはり白い悪魔の弟である――と。 ソーマ「それでもだ!」 握りこぶしで立ち上がるソーマ。 ソーマ「何か、私にも――私たちにも出来る事があるはずだ」 フェルト「うん!」 ティファ「………」 やはり困ったような、それでも、確かに笑顔を浮かべる ティファ・アディールであった。 Bパートへつづく。 規制回避のため、少し時間を置いて投下します。 379 名前:とある12月の風景・Bパート 1/4 :2009/12/09(水) 12 00 49 ID ??? フェルト「お客さん…来ないね」 ティファ「そうね(苦笑」 ソーマ「場所が悪いのではないか? こんな目立たない所ではなくて、向こうの噴水の近くとか」 ティファ「だめなんです。 こういうのはちゃんと場所が決まってて… あそこはサーカスの人たちが…」 その言葉を聞いていた筈も無いが、煌びやかな衣装と派手なメイクを施した、 見るからに芸人といった面々が賑やかな音楽と共に現れる。 半面の仮面をつけた少年がアクロバティックな体術を披露して歓声を誘い、 背中の開いた衣装の美女が集まった人々にビラを配る。 キャスリン「さあ! 続きが見たい人は中央公園に来てねー!」 時間にして数分の事であったが、ひとしきりビラを撒いた一団は 風のように去って行く。 裏方らしい若者達が捨てられたビラをすかさず回収してしまったため、 後には何も残らず、まるで白昼夢のような一時だった。 ティファ「ああやって、公演の合間に宣伝して行くんです」 ソーマ「むう…」 フェルト「サーカスかぁ…(ロックオンと二人で…)ポワワ ソーマ「(中佐と一緒に…)」ポワワ ティファ「二人で行ってきますか?」クスクス フェルト「えっ?」 ソーマ「ふむ… それも悪くはない、が…行くなら三人で、だな」 ティファ「三人?」 ソーマ「ティファも一緒でなくてはな。 だから、この話はもう終わりだ」 ティファ「はい」 380 名前:とある12月の風景・Bパート 2/4 :2009/12/09(水) 12 01 52 ID ??? ソーマ「う~ん、こうなると、やはり我々で客寄せを…」 フェルト「できるでしょうか…」 ソーマ「できるかどうかではない! やるのだ! 成せばなる!」ゴゴゴ フェルト「うう…」 ティファ「(やっぱり 375…)」 フェルト「こんな時、ガロードなら…」ブツブツ… ティファ「はい?」 ソーマ「どうした、フェルト」 フェルト「やっぱり、ガロードですよ」 ティファ「?」 ソーマ「いや、だから、何でもかんでも彼に頼るというのは…」 ティファ「それに、ガロードはお仕事で忙しいみたいだから…」 いわずと知れた、クリスマス・プレゼントの資金を稼ぐためである。 ソーマ「まぁ、確かにガロード君ならありとあらゆる手を使って、 行列を作って見せるだろうが…」 ティファ「さすがにそれは…(汗」 フェルト「そうじゃなくて…ティファ、ガロードの似顔絵、描けるよね!」 ティファ「え? ええ、まぁ…」 フェルト「描いて!」 ティファ「はい?」 ソーマ「フェルト、何をするつもりだ?」 フェルト「やっぱりガロードなんですよ!」 ソーマ「?」 妙に盛り上がるフェルトと、眉を顰めるソーマ。 そして。 ティファ「…どうしよう、スケッチブックが足りない」 フェルト「え?」 ソーマ「スケッチブックなら、そこにいっぱい…」 ティファ「だめなんです。 五冊くらいじゃぜんぜん足りないんです」 と、泣きそうな顔で二人を見上げるティファ。 ソーマ「………」 フェルト「あの、とりあえず、三枚くらいでいいから…(汗」 ティファ「え? 三冊、じゃなくて?」 フェルト「さんまい! 画用紙で三枚!」 ティファ「は、はい…」 381 名前:とある12月の風景・Bパート 3/4 :2009/12/09(水) 12 02 51 ID ??? タタッ… ソーマ「待たせた。 もらって来たぞ」っ【ダンボール】 フェルト「あ、ありがとう」 ソーマ「しかし、こんなもので良かったのか? ホームセンターが近いから、ちゃんとした木材でも買ってこれたが」 フェルト「裏打ちするだけだから、これで十分。 要らなくなったらすぐに捨てられるし」 ソーマ「なるほど。 それで…ティファは…うおっ!」 ティファ「………」 黙々と鉛筆を走らせるティファ。 その佇まいに普段と変わるところは無かったが、その眼光、 表情には何人も寄せ付けない気迫が篭っていた。 ソーマ「鬼気迫るとはまさにこれだな…」 フェルト「ティファも十分、普通じゃないね…」ペタペタ ソーマ「うむ…似合いと言っていいのやら…」 と、突然ティファの手が止まる。 ソーマ「お」 フェルト「ん?」 ティファ「描けましたー!」キラーーン ソーマ「くぅっ!」 フェルト「ま、眩しい…」 バックに花びらが舞い散るようなめっさいい笑顔に、目がくらむ二人。 ティファ「?」 ソーマ「ほう…」 フェルト「ふふっ…やっぱりガロード、笑ってるんだ」 差し出された三枚の画用紙には、今にも笑い声が聞こえてきそうな、 生き生きとしたガロードの似顔絵が描かれている。 ソーマ「…絵のことは良くわからんが…これは、いいな」 フェルト「うん。 …じゃあ、これにしよう」 フェルトが取り上げたのは、やさしい笑顔を浮かべた一枚。 ガロードが相手を、どれだけ大切に想っているのかはっきりと判る一枚である。 ティファ「?」 ダンボールで作った即席の額縁にその絵を収め、 ティファが普段持ち歩いているイーゼルに載せる。 ソーマ「なるほど、看板か…」 フェルト「アクティブな客寄せが使えないなら、パッシブで」 ソーマ「ふむ、状況に応じて戦術の転換は必要だな」 382 名前:とある12月の風景・Bパート 4/4 :2009/12/09(水) 12 05 01 ID ??? 伯爵「ふむ?」 ロメロ「ん~? どうした、伯爵」 伯爵「いや… この絵はお嬢さんが描いたのかね?」 ティファ「あ…はい」 伯爵「うん、いい絵だ… どれ、私も一枚頼もうか」 ロメロ「やれやれ、相変わらず酔狂だね、お前さんは」 伯爵「はっはっは、私から伊達と酔狂を取ったらこのツナギくらいしか残らんよ。 ここに、座ればいいのかな?」 ティファ「あ… ありがとうございます!」 フェルト「(Yes!)」握りこぶし ソーマ「(うむ!)」 伯爵「この絵の若者は、お嬢さんのいい人かね?」 ティファ「えっ! その…えっと………はい」(////) 伯爵「そうか、うん。 おっと、あんまりお喋りはしないほうがいいのかな?」 ティファ「あ、いえ…楽にして下さって結構です」 伯爵「おお、それはありがたい」 ロメロ「………どこかで見た顔だと思ったら、この若いのはウッソの兄さんじゃないかね」 伯爵「ウッソの? そうなのかい?」 ティファ「ええ、ウッソ君の…二つ上のお兄さんです」シャッシャッ… 伯爵「ほぉ…私たちはボランティア団体リガ・ミリティアの仲間でね。 偶にウッソにも手伝ってもらってるんだよ。 公園の花壇や植木の世話などね」 ティファ「そうなんですか…」シャッシャッ… 物陰のソーマ「フェルトの所も似たような事をしてなかったか?」 物陰のフェルト「うん。 でも、この町って公園とか多いから… CB以外にも、そんな事してるところはいっぱいあるみたい」 ピリリ… ティファ「はい、できました」っ【似顔絵】 伯爵「ほう… どうだいロメロ、似てるかな?」 ロメロ「あ~、駄目だな。 絵の方がいい男過ぎる」 伯爵「おいおい、酷いな。 よし、ほかの皆にも見てもらおう。 ありがとう、お嬢さん。 いい絵だよ」つ【お札】 ティファ「はい… ありがとうございました」ペコリ Cパートにつづく。 また少し置きます。あ、Dパートまでありますんで… 387 名前:とある12月の風景・Cパート 1/4 :2009/12/09(水) 13 05 18 ID ??? 午後の混雑が終わった荒熊精肉店。 セルゲイ「ふう…夕方までは一息つけるな。 皆、今のうちに休憩しておくように」 ミン「はい。 じゃあ交代で…ピーリス、お前からだ」 ソーマ「は? 自分から、でありますか?」 ミン「何か気になることがあるんだろ?」 ソーマ「えっ?」 セルゲイ「む? そうなのかね」 ソーマ「えっ、ええ、まぁ、気になるといえば、気になることが… 私事の些事ですので…少し出てきます」 セルゲイ「うむ」 ミン「ケータイはちゃんと持っておけよ」 ソーマ「はっ!」カッ! 店員A「てんちょ~、商工会のノベンタさんから御電話っす~」 ざわざわ… ソーマ「? 随分と人が多いな…」 あれから数日。 フェルトによれば、ティファの似顔絵は評判もよく順調とのことだった。 ソーマ「まぁそうなったらそうなったで、不安になるのは心配のし過ぎかな」 苦笑してつぶやきつつ、平日ながら妙に人出の多い公園を突っ切る。 クリス「整理券はこっちでーーす!」 フェルト「今、三時間待ち…」 ソーマ「三時間?」 ジュリ「うわ~、どうする?」 アサギ「夜になっちゃうよ…」 エリカ「でもでも、08組のケルちゃんも、 あの子に似顔絵描いてもらったら彼氏ゲットできたって…」 アサギ「うぐ…クリスマスまでには…クリスマスまでにはぁああああああ!」 ジュリ「シングルには辛い季節よねぇ…」シンミリ エリカ「よしっ! すみませーん! 整理券くださいっ!」 アサギ「ぬおっ! 抜け駆けは許さんぞエリカ! アタシも!」 ジュリ「三人分ね!」 ソーマ「なんだかすごい騒ぎになってる…(汗」 388 名前:とある12月の風景・Cパート 2/4 :2009/12/09(水) 13 06 35 ID ??? ヤエル「…かけた?」 リアン「ヤエル、動いちゃだめよ」 ティファ「ふふっ、大丈夫…もう少し…はい、お待たせ」ピリリ… アベド「ふわぁ…」 ダビッド「見せて見せて」 モシェ「………」 ヤエル「うわーーー! お姉ちゃん上手ねー」 ヨセフ「当たり前だろ」 マリナ「はい、皆、お姉さんにお礼を言いましょうね」 子供たち「「「「「「お姉ちゃんありがとー」」」」」」 ティファ「はい」 マリナ「本当に素敵な絵をありがとう。 お代は…ちょっと細かいんだけど、いいかしら?」ジャラジャラ ティファ「はい。 ありがとうございます」 マリナ「こちらこそ。 頑張ってね」 ティファ「はい」 ソーマ「順調みたいだな」 ティファ「はい」 フェルト「あ、ソーマさん」 クリス「順調すぎて大忙しよ。 ティファってこんな才能あったのね~」 フェルト「応援…頼んだ」 ソーマ「それなら、私に言ってくれれば良かったのに」 クリス「ソーマさんはお店のお手伝いもあるんでしょ? CBは今、暇なんだから任せてちょうだい」ドン ルナマリア「あの~、整理券ください~」 クリス「あ、はいはい」 まさか順番待ちが出る程とは思わなかったが、 頼もしい助っ人のお陰でなんとかなりそうな気配ではある。 ソーマ「これなら大丈夫か…」 しかし、その時であった。 チンピラA「おらおら、どけっ!」 通行人「きゃっ!」 キース「ちょ、次は俺の番…」 チンピラB「あ゛?」 キース「ひっ…」 389 名前:とある12月の風景・Cパート 3/4 :2009/12/09(水) 13 07 33 ID ??? ソーマ「お前は!」 お約束のようにチビデブと痩せノッポの二人を引き連れて現れたのは… ミケロ「げげっ! ソーマ・ピーリス! なんでお前がこんなところに!」 ソーマ「それはこちらの台詞だ。 ネオ・イタリアのGFが何をしている。 ミケロ・チャリオット!!」 赤毛をモヒカンにした、派手な身なりのガンダム・ファイター。 ミケロ「はん、俺は元々“こっち”の人間なんでね! この所誰かさんのお陰でランキングも下がっちまったから、 真面目に本業に精を出してるんだよ」 ソーマ「貴様…」ジャリッ ミケロ「おおっと! 仮にもGFが、民間人に手を上げていいのかな?」 ソーマ「なに?」 ミケロ「悪くすればライセンス剥奪、ガンダム・ファイトから永久追放だぜぇ?」 元々の悪人面に、さらに邪悪な笑みを貼り付けて立つミケロ。 ソーマ「…だったらお前もそうだろう」 ミケロ「それが俺様は今、GFじゃありません」 ソーマ「なんだと?」 ミケロ「ライセンスを返上して、GFの資格は無いんだよ。 ま、次の大会が始まったらまたライセンスを発行してもらうがな!」ケケケ 書類の上では、今現在のミケロは一般人なのである。 もし一般人の彼にソーマが手を出せば、それは立派な暴行傷害事件となる。 ソーマだけがGF界から追放、重犯罪者として罰せられることになるのだ! まさに悪辣! まさに外道! だが。 ソーマ「それがどうした?」 ミケロ「…へ?」 ソーマ「ガルスキー師と、中佐が是非にと勧めるからGFの真似事もやった。 だが、それは我が武を完成させるための手段の一つ! 友の一人も守れぬならば、そんな資格、私の方からたたき返してやる!」 ゴウッ! 折からの木枯らしに煽られ、ソーマの長い銀の髪が舞う。 ミケロ「くっ!」 チンピラs「「あ、兄貴…」」 ソーマ「どうした、こちらはいつでもいいぞ」ゴゴゴゴ… 何やら怪しげな効果まで背負い、やる気、否むしろ殺る気?が満々のソーマ。 ミケロ「へ、へへへ…誰がテメェなんぞとまともにやるかよ。 俺の必殺技を忘れたか?」 ソーマ「銅だか錫だかの足がどうかしたのか」 ミケロ「銀だ銀!勝手に安い金属にするんじゃねぇ! …と、とにかくだ、俺の銀色の脚は飛び道具だ。 射程距離はこの小汚ねぇ公園全てを納めて余りある」 ソーマ「だからどうした。 あんなタメの大きな技、目の前で打たれても十分かわせるぞ」 ミケロ「はん、そいつは止めた方がいいな。 でないと、後ろのお嬢ちゃんが真っ二つだぜ」 390 名前:とある12月の風景・Cパート 4/4 :2009/12/09(水) 13 08 49 ID ??? ソーマ「!!」 ミケロ「ま、今をときめくソーマ・ピーリス様なら、俺の衝撃波を打ち落とそう、 なんてこともやりかねねぇからな。 的は俺の好きに選ばせてもらうぜぇ」 攻撃対象は、この時公園に集まった人々全て! とても一人で守りきれるものではない。 ならばミケロが技を出す前に一撃で倒すしかないが、 曲がりなりにもガンダム・ファイト世界大会の決勝に進んだ男である。 過去の対戦からソーマの間合いは把握済みであり、 彼女が一足で踏み込める距離には決して近付こうとはしなかった。 ソーマ「貴様…」 ミケロ「ヒャーーッハッハァ! オトモダチが多いと大変だなぁ? ええ?」 勝ち誇るミケロ。 事実、戦略レベルでの勝負は決したと言ってもいい。 ただし―――― ティファ「ソーマさん」クイクイ ソーマ「ティファ?」 それはあくまでソーマとミケロの間での話――― ティファ「大丈夫です」ニッコリ 気負いの無い、柔らかい笑顔で少女は言う。 ソーマ「しかし!」 ティファ「大丈夫」 言って、進み出るティファ。 ミケロ「どうやら話は分かるみたいだな。 さて譲ちゃん、いったい誰に断ってここで商売してるんだ? ああン?」 ティファ「………」 ミケロ「おい、聞いて――」 セルゲイ「この場合、どのような所の許可が必要なのですかな?」 ブシドー「概ねケース・バイ・ケースで異なるものだが… 自治体、警察、後はこの場所の管理責任者――と言った所ですかな」 ミケロ「…へ?」 アルゴ「………」ベキボキパキ Dパートにつづく。 もう少しですのでご容赦を。 393 名前:とある12月の風景・Dパート 1/4 :2009/12/09(水) 14 01 29 ID ??? ソーマ「中佐! それに…」 ざざざっ! モスグリーンの、揃いのスタジャンとベレー帽に身を包んだ精悍な男たちが、 あっという間に周囲を取り囲む。 南口商店街では知らぬ者の無いNPO、自警団「ワイルド・ベア」 ―通称「荒熊小隊」の猛者たちである。 クリス「わぉ♪」 退役、あるいは予備役の軍人が中心となって活動する彼らは、 もう一方の雄、北口商店街自警団「ポーラ・ベア」の面々に比べれば小柄 ――彼らの体格が規格外ではある――だが、鍛えられた者だけが持つ、 その精強さは決して劣るものではない。 ミン「確認が取れました。 町会に書面で正式な許可が申請、受理されています」 セルゲイ「うむ」 ブシドー「ちなみに警察からの認可も下りている。 エーカー警視正自ら書類を受領したのは確認済みだ」 セルゲイ「となると、残るは――」 クワウトル「うむ。 この娘御が管理人のワシの下へ直接出向いて来ておる。 あまり良い場所を用意してやれなんだが、がんばっておるようだな」 ブシドー「さて、以上で少女が各方面に必要な“断り”を入れているのが 実証された訳なのだが…」 セルゲイ「他に、誰に断る必要があるのか…」 クワウトル「じっくりと聞かせてもらおうではないか、お若いの!」ポム! ミケロ「う…あ…(滝汗」 アルゴ「………」コキッ!パキッ! ソーマ「副長、いつの間にこちらへ?」 ミン「お前が店を出たすぐ後だ。 ノベンタさんからこの公園に人が集まっているから、 見回りを強化してほしいと頼まれて、な。 丁度その時に要警戒対象――まぁあそこのイタリア人だが、 ヤツもこの公園に向かってるって情報も入ったから、非常呼集だ」 ソーマ「………私は呼ばれておりませんが」 ミン「ま、一番の理由は団長がお前をマフィアに関わらせるのを嫌がったからなんだが… お前がここに来てるのは判っていた。 下手に知らせるよりはうまく時間を稼いでくれただろう?」 厳格な性格のスミルノフ麾下とは思えないほど、絵になるウィンクを返すミン。 ソーマ「お見通しでしたか…」 ミン「これでも俺は中佐の一番弟子だからな。 それくらいは読めるさ」 アレルヤ「出そびれた…出そびれてしまったよ、ハレルヤ…」orz 394 名前:とある12月の風景・Dパート 2/4 :2009/12/09(水) 14 02 30 ID ??? アッガイタソ「うきゅ!」∋[数日後] ソーマ「そうか、今日で終わり…か」 ティファ「はい」 クリス「もったいないなぁ」 フェルト「せっかく評判良かったのに…」 ティファ「目標はずいぶん前に達成できましたから…期末試験もありますし」 フェルト「う゛」 クリス「うはは、学生は大変だねぇ」 ティファ「皆さん、本当にありがとうございました」 ソーマ「なに、あまり役に立ったとは言えないからな」 クリス「そーそー。 困った時はお互い様だし」 フェルト「うん…」 ティファ「それで、あの…これを」 そう言って、ティファが差し出したのは筒状に丸められた画用紙。 本来であれば現金をあつかった以上、スタッフ料を支払おうとしたティファであったが、 一同はこれを断固拒否。 押し問答の結果、後日『M S』でのスイーツ食べ放題と言うことで決着はしたのだが…。 ティファ「受け取って…いただけますか?」 フェルト「わぁ…」 フェルトが受け取った画用紙を広げると、彼女自身が朗らかな笑顔で出迎えた。 クリス「やたー! ティファちゃん(画)の似顔絵!」 ソーマ「む…私はこんな顔をしているか?」 フェルト「うん…時々…」 ソーマ「そ、そうか…(照」 クリス「やー悪いわねー」ホクホク フェルト「?」 ティファ「あと、これを…」 フェルト「??」 ラッセ「んで、これがその似顔絵か?」 イアン「ほう、誰だこの美人は?」 ソレスタル・ビーイング日本支部のリビング・スペース。 情報待ちの待機状態は尚も続いており、暇を持て余したメンバーは、 フェルトとクリスの持ち帰った似顔絵に集まった。 クリス「ちょっとイアンさん、それどーいう意味よ!」ケリケリ リヒティ「ちょ、落ち着くっす!(後でこっそりコピーするっす…)」 イアン「わははは、すまんすまん」 395 名前:とある12月の風景・Dパート 3/4 :2009/12/09(水) 14 03 39 ID ??? スメラギ「なるほどねぇ、これがあの、伝説の…」 フェルト「伝説?」 クリス「あれ、フェルトしらないの?」 フェルト「え?」 クリス「何でも、ティファちゃんに似顔絵描いてもらったら、 イケメンの彼氏ができるって噂。 けっこう有名よ?」 リヒティ「なんですと?」 青くなるリヒティと、ふるふると首をふるフェルト。 アニュー「あの、それって男の人が描いてもらっても、ですか?」 ニール「うげ…」 ライル「なんの呪いだよ、そりゃ」 クリス「さぁ…あ、そう言えば、モテなさそーな男どももいたわね…」 モレノ「じゃあ、男の場合は彼女ができるって噂なんだろうなw」 ティエリア「くだらん」 一同「「「「(ティエリアの場合はどっちが…)」」」」 ラッセ「けど、なんだってそんな噂が流れたんだ? フェルトたちが客寄せに噂話を使ったとも思えんが」 言われて思わず手をたたくフェルト。 フェルト「その手があった…」 クリス「さぁ…でも、ティファっちが似顔絵描きしてたのって二週間くらいなのよね。 デマにしちゃずいぶん浸透してるのよ」 スメラギ「それは、この絵が理由…と言ってもいいのかしらね」 クリス「ほい?」 刹那「それはどう言うことだ、スメラギ・李・ノリエガ」 スメラギ「簡単なことよ。 御覧なさいなこの似顔絵」 言いつつ、二枚の似顔絵を並べてみせる。 ニール「良く描けてるとは思うが…」 イアン「そうだな。 フェルトもこの絵くらい普段から笑ってると、もっとモテるんだがなぁ」 フェルト「う…」 スメラギ「それよ」 クリス「へ? どれよ」 スメラギ「つまり、この似顔絵には、その人の一番いい笑顔が描いてあるのよ。 彼女の絵描きとしての実力なのか、 生まれついての特殊能力故なのかはわからないけど… これだけ出来のいい似顔絵なら、たいていの人はどこかに飾っとくものでしょ?」 モレノ「ふむ。 毎日お手本になる絵を見せられれば、自然と笑顔も出せるようになる」 イアン「そうすりゃ魅力もぐぐっと上がる」 ラッセ「晴れてめでたく恋人をゲット、と…そういうわけか?」 ニール「人気も出るわけだ、そりゃあ…」 396 名前:とある12月の風景・Dパート 4/4 :2009/12/09(水) 14 05 10 ID ??? クリス「こう? こんな感じ?」ニッコリ リヒティ「そ、そんなことしなくても、ク、クリスは、その、充分きききき綺麗っす!」 クリス「えへへ~、そう? それじゃ、明日はナンパでもしてくるかなぁ♪」 リヒティ「…へ?」 遠くのミレイナ「皆さーん、晩御飯ができたですぅ~!」 クリス「わーい! お腹ぺっこぺこよぉ」パタパタ… フェルト「リヒティ…」 リヒティ「………」 男性陣「「「「「「………」」」」」」ポンポン フェルト「アレルヤ」 アレルヤ「ん? なんだいフェルト。 みんなとリビングに居たんじゃないの?」 フェルト「うん…あの、これ、ティファから…」 アレルヤ「え? 僕にかい?」 頷くフェルトから丸めた画用紙を受け取る。 張られたメモには「ありがとうございました」と、丁寧な文字が並んでいた。 フェルト「アレルヤ、何かした?」 アレルヤ「えっ! い、いや、べべべべ、別に?」 ハレルヤ『ケケケ、マリー会いたさに日参してたの、バレてたんじゃねぇか?』 アレルヤ「(やっぱり、そうなのかな…)」 そうして不埒な連中を人知れず(のつもりで)排除したことがあったのも確かだった。 フェルト「アレルヤ?」 アレルヤ「いや、うん…とりあえず、ありがたく受け取っておくよ」 フェルト「う、うん…」 まだ少し納得のいっていない様子のフェルトを残し、自室へ戻るアレルヤ。 ハレルヤ『けど、どうするんだ?これ。 手前ぇのツラ見て喜ぶ趣味なんてねぇぞ?』 アレルヤ「でも、せっかくのご好意って奴だからね」 苦笑しながら画用紙を広げるアレルヤ。 アレルヤ「!!」 ハレルヤ『ハハッ! こいつはサプライズって奴だなァ、アレルヤァア!』 そこには、はにかみを含んだ柔らかい笑顔の少女。 アレルヤ「ソーマ・ピーリス? いや、これは…」 ティファの手による似顔絵に、後から書き足したらしい、サインペンのフキダシ。 丸みを帯びたやわらかい字体でそこには―― 『見回りご苦労さまでした(はぁと』 絹江『本日未明、○×町■番地のビルが、サテライト・キャノン級の大出力ビームを受けて ミンチよりひどいことになる事件が発生しました。 当局の調べでは、現場のビルはマフィア系列の組織がアジトとして使用していた、 との情報もあり、他の組織との抗争によるものとの見方が強まっています。 復活したリーダーと思しき男性は「もういやだ」「おうちに帰る」などと 錯乱しており、警察では男性の回復を待って詳しい事情を聴取する方針です。 CMの後は、ジオン幼稚園で行われた餅つきの様子を―――』 おわり
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「潰すと言ったが、あれは嘘だ」 「ガクッ!!」 「「はっ・・・?」」 界刺のぶっちゃけ発言に春咲はガクッっとなり、躯園と林檎は呆気に取られる。何せ数秒前の宣戦布告を速攻で取り下げたのである。 「界刺さん!?ど、どういうつもりですか!?」 「いやね、こういう場面だし俺もキメた方がいいと思ってあんなこと言ってみたんだけど、何かしっくりこなくて」 「はい!?」 「え~と、そっちのツインテールの娘が春咲林檎・・・ちゃんかな?初めまして~界刺です!趣味は古着店巡りです!!よろしく!!」 「ど、どうも・・・」 「林檎!?何普通に返事しているのよ!?あの男は私達の敵なのよ!?」 「何合コンみたいに自己紹介してるんですか、界刺さん!?」 「へぇ。お嬢さんって合コンに行ったことあるんだ?俺なんか合コンに誘われもしないのに・・・」 「ブッ!!わ、私だって行ったことないですよ!!」 「林檎ちゃん。君のお姉さん・・・こっちのね、こんなこと言ってるけど、実は大胆且つ過激な女の子だったんだよ。知ってた?」 「桜が?大胆?過激?」 「うん。だってこのお嬢さん、俺に『自分のありのままの姿を見て下さい』つって、自分の裸を見せ付けてくるわ、自分の小ぶりな胸に俺の手を持って行グハッ!!!」 「ハァ・・・ハァ・・・」 「あ・・・あのお嬢さんが俺の鳩尾に一撃入れる程に成長するなんて・・・お兄ちゃん嬉しい・・・ガクッ」 「誰がお兄ちゃんですか!?誰が!!?」 「「・・・・・・」」 躯園と林檎は言葉を失う。色んな意味で。眼前にある光景は、春咲に鳩尾を殴られ、地面に倒れ込む界刺という何とも間抜けな絵ヅラであったからだ。 こいつ等・・・ここに何しに来た?というのが、躯園と林檎が抱いた正直な感想であった。 「桜・・・アンタ、何しに来たの?まさか、こんなコントみたいな姿を私達に見せに現れたってわけじゃないわよね?」 「躯園お姉ちゃん・・・。あ、当たり前です!!」 「り、林檎ちゃん・・・!!ヘルプミー。君のお姉さんがいじめるよ・・・!!」 「だ、大丈夫?すごい音がしたけど・・・」 「林檎!!」 「界刺さん!!」 「「はい!!」」 林檎と界刺は躯園と春咲の怒声に凍り付く。そして、2人揃ってコソコソ話を展開し始める。 林檎としては、界刺と会うのは初めてであるためか、先程のコント紛いの光景も合わさって何処と無く界刺に対する警戒心が薄いようだ。 「(だから、言ったろ?過激だって。家でもあんな感じなの?)」 「(いや、桜のあんな姿・・・家でも見たことないよ。あたしも今、すっごく驚いているんだから)」 「(俺、あの娘達の近くに居たくない。また、どやされる)」 「(・・・お兄さん、ここへ何しに来たの?)」 「(いやね、俺のスーツが過激派の連中に燃やされたっつーから、その借りを返しに)」 「(あ~・・・あの趣味の悪いスーツってお兄さんのヤツだったんだ)」 「(趣味悪いって・・・持ち主の前で堂々と言い放つなんて、酷くね?)」 「(だってねぇ・・・あれは・・・)」 何やらお互い気が合うのか、コソコソ話に熱中し始める林檎と界刺。その光景に躯園と春咲は苛立ちを隠せない。 「桜・・・アンタが連れて来たあの男・・・一体何がしたいの!?何が目的なの!?人様の妹に寄ってたかるハイエナみたいなあの男は!?」 「そ、そんなの私だってわかんないよ!!界刺さん・・・。つくづく常識外れな人・・・!!」 ここは、戦場真っ只中である。何時自分の命が脅かされるかわからない場所である。そんな所でふざけた言動を取る界刺に対して、躯園も春咲も混乱していた。 「お~い!!春咲のでっかい方のお姉さん!!それと、ちっさい方のお姉さん!!ちょっといい!?」 「気安く話し掛けないで!!ハイエナ風情が!!」 「だ、誰がちっさいですってぇぇ!!!」 「・・・ハイエナって・・・。それに、ちっさいってのはそっちの意味じゃ・・・。お嬢さん・・・案外気にしてたんだ」 躯園と春咲の罵声と抗議に少々凹む界刺だが、とりあえず言葉を続ける。 「とりあえずさ~、俺と林檎ちゃんはこっから退避すっから、後は2人でお好きにバトっても何でもしてねぇ。それじゃあ!」 「何が『それじゃあ!』よ!!全然意味不明なんだけど!!」 「界刺さん・・・!?」 界刺の突拍子も無い発言に驚きを隠せない躯園と春咲。 「だってさぁ。林檎ちゃんって救済委員でも何でも無いんでしょ?」 「そ、それは・・・」 「だったら、俺にとって林檎ちゃんは敵じゃ無い。俺の敵はあくまで過激派の連中だし。俺のスーツを燃やしやがった・・・な」 「界刺さん!」 「お嬢さん。前にも言ったよね。俺は君に何があっても何もするつもりは無いよ。そして、ここは・・・君の“戦場”なんだろ?」 「!!」 春咲の目が見開く。そう、ここは春咲桜にとっての“戦場”。 「落とし前・・・つまり、君のお姉さんとのケリは君がつけないと。俺が手助けしたら意味が無いよ。それがさ・・・君が果たすべき責任だろう?」 今回の元凶の1人である春咲桜が独力で果たさなければならない責任。 「そして・・・大きいお姉さん。君にはお嬢さんと向かい合ってやる義務があるよ」 「私が?フッ、そんな義務なんて・・・」 「何せ、君等の制裁を乗り越えてまでここに来たんだ。その覚悟分くらいは応えてやってもいいんじゃない?曲がりなりにも、同じ家族なんだし。 それとも・・・逃げるのかい?この“戦場”から・・・無様に尻尾を巻いて・・・ね?」 「!!!」 躯園は界刺の言う“戦場”の意味を即座に理解した。“戦場”・・・すなわち“春咲桜との決着”。 躯園は想像する。否、想像してしまった。“戦場”から逃げる自分の姿を。このターミナル(せんじょう)から逃げていた姿を重ねるように。 そんな姿を・・・そんな体たらくを・・・春咲躯園は許容できなかった。界刺の挑発を・・・決して看過することはできなかった。 「・・・いいわ。そこまで言うんだったら、受けてあげるわ。出来損ないのクズの言う足掻きを・・・ね」 「躯園姉ちゃん・・・」 「林檎。心配しないで。この私が、あんなクズに負けるわけがない。そうでしょ?」 「う、うん!!」 林檎の心配する声に応えた後に、躯園は界刺に向き直る。 「でも、それとあなたに林檎を任せるのは話が別。あなたに任せられると思って? 大体、偉そうなことを言っている割に、結局はあなたもこの戦場から尻尾を巻いて逃げるってことじゃない?桜をほったらかしにして」 「うん、そうなるね」 「プライドの1つも無いのね。怖気付いたの、ハイエナ?それに・・・聞いたわよ。あなた、雅艶にボコボコにされたんだってね。その借りを返さなくてもいいの?」 「あのさぁ~・・・何で俺の能力が効かない相手とまた戦わないといけないの?」 「・・・はっ?」 躯園は目の前の男から発せられた言葉に、迂闊にも素の声を出してしまった。 「何でもかんでもさ、根性とかで乗り切れるわけ無ぇんだし。相性最悪っつんならカチ合わない選択肢を取るに決まってんじゃないの。君・・・もしかして頭悪い?」 「・・・!!」 「それにさぁ、俺がわざわざ行かなくてもさぁ・・・見てるんだろ?ご自慢の透視能力で。この俺をず~っとよ」 「!!」 「(雅艶さん・・・)」 「(・・・気付かれていたか)」 林檎が念話で斬山と戦闘中の雅艶に話し掛ける。雅艶は自分に集めている『多角透視』以外、つまり2つの『多角透視』の内1つを界刺の監視に当てていた。 (ちなみに、もう1つは“花盛の宙姫”の早期発見目的で上空を回遊させていた) 「雅艶の透視範囲はよくわかんねぇけど、監視対象として『シンボル』のリーダーである俺を外さないってくらいは予測できる。 どうだ、雅艶。俺は林檎ちゃんに危害を加えるようなモンは何一つ持ってねぇぞ!」 「(雅艶さん・・・)」 「(・・・確かに、奴は武器の類を『何一つ』持っていない)」 雅艶の『多角透視』で覗いても、界刺には武器類に相当する物は所持していない。 「それにさぁ、雅艶の能力と林檎ちゃんの能力があれば、俺が何をしたって十分に叩き潰せるんじゃねぇのか?何なら、今から俺に『音響砲弾』の回線を繋いだっていいぜ?」 「えっ・・・!?」 「さ、林檎ちゃん。俺に攻撃用の回線を繋ぐんだ。もし、俺が君に何か危害を加えようとしたら、俺の頭に大音量をぶち込むといい。 そうすりゃ、林檎ちゃんの“鎖”で俺は無力化。穏健派の連中に加勢することもできない。一石二鳥じゃねぇか! 俺達の居場所は雅艶に筒抜けなんだろうし、俺が何か罠を張っていたとしても雅艶がそれを見抜くだろう。なぁ、何か問題でもあんの?」 「で、でも・・・」 「(こいつ・・・。頭がおかしいんじゃないの!?)」 「(界刺さん。一体何を・・・?)」 「(変人・・・。何を企んでいる!?)」 あっけらかんとした界刺の言葉に躯園、春咲、雅艶は訝しむ。界刺の言葉は確かに的を射ている。 だからこそ、理解できない。自分を苦境に追い詰めるような真似を率先してやろうとする男の意図を。 「・・・いいよ。あたし、お兄さんと一緒に逃げる」 「林檎!?で、でも・・・!!」 林檎の承諾発言に躯園は制止を掛けようとする。だが、 「お兄さんの言う通りだよ。お兄さんがあたしに何かしようとしても、この林檎ちゃんの『音響砲弾』で何とかしてみせる! それに、あたしも役に立ちたいんだ。さっきは・・・全く役に立てなかったから。このお兄さんを引き付けるくらいなら、あたしにだってできる!」 「林檎・・・」 林檎の目に決断した者が放つ光が見えた。見えたからこそ、躯園も決断する。 「・・・わかったわ。私の“唯一”の自慢の妹。あなたの決断を私は尊重するわ。必ず・・・ここから逃げ切るのよ。いいわね、林檎?」 「うん!躯園姉ちゃんも、絶対に逃げ切ってね!」 「えぇ。クズとの決着をつけたらすぐにあなたの元へ行くわ、林檎」 「・・・・・・」 躯園と林檎。2人の『姉妹』が織り成す光景に、複雑な感情を抱くのは春咲。何故自分はあそこにいないのか。どうしても考えてしまうそれを察したのか・・・ 「お嬢さん」 「界刺さん・・・」 後方から界刺の声が掛かる。 「ってなわけで、俺は林檎ちゃんとさっさと逃げるんで、後はよろしく」 「・・・全く。仕方の無い人ですねぇ、あなたは」 春咲は界刺が逃げるなんてこれっぽちも思っていなかった。彼の意図がわからずとも、そう思える程の“何か”を、2人は確かに築いていた。 「1人だけど、大丈夫?」 「あなたがさっき言ったんじゃないですか。私に何があっても何もしないって」 「あぁ・・・そうだったね」 だから、春咲は界刺を笑顔で送り出す。そこには、1人で躯園と対峙することへの不安は無かった。ここは―私の“戦場”。 「それじゃあ・・・」 バン!!! 「痛っ・・・」 界刺に思い切り背中を叩かれる。それは、まるで“戦場”へ送り出すかのような強さでもって。 「行って来い、春咲桜。自分の力を、君のお姉さんに・・・この世界に見せ付けてやれ!!」 それは、春咲に対する檄であり、励ましであり・・・信頼の証であった。 それがわかったから、春咲は大声で応える。体中が歓喜で震える余り、思わず涙が出てしまいそうな自分を厳しく律しながら。 「はいっ!!!!」 対峙するは、己が姉・・・春咲躯園。春咲桜の“戦場”が今―開始(はじ)まる!! continue!!
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最新情報は化身・アームドで 化身・化身アームド 技名 技の種類 化身名 習得者(発動者) 習得条件 状態 ジャスティスウィング シュート 魔神ペガサスアーク 天馬 覚醒2 化身 マッハウィンド シュート 魔神ペガサスアーク 天馬 覚醒3 化身アームド ロストエンジェル シュート 剣聖ランスロット 剣城 覚醒2 化身 デスドロップ シュート 剣聖ランスロット 剣城 覚醒3 化身アームド ハーモニクス シュート 奏者マエストロ 神童 覚醒2 化身 オリンポスハーモニー ドリブル 奏者マエストロ 神童 覚醒3 化身アームド 武神連斬 シュート 戦国武神ムサシ 錦 覚醒2 化身 伝来宝刀 シュート 戦国武神ムサシ 錦 覚醒3 化身アームド マジン・ザ・ハンド キーパー 護星神タイタニアス 信助 覚醒2 化身 ぶっとびパンチ キーパー 護星神タイタニアス 信助 覚醒3 化身アームド ヴァルキリーフラッグ ブロック 戦旗士ブリュンヒルデ 霧野 覚醒2 化身 ディープミスト ブロック 戦旗士ブリュンヒルデ 霧野 覚醒3 化身アームド アテナ・アサルト シュート 虚空の女神アテナ ベータ 化身 レッドプリズン シュート 魔界王ゾディアク ザナーク 化身 ディザスターブレイク シュート 魔界王ゾディアク ザナーク 覚醒3 化身アームド サンシャインフォース シュート 太陽神アポロ 太陽 覚醒2 化身 流星ブレード シュート 太陽神アポロ 覚醒3 太陽 化身アームド バウンサーラビット シュート 光速闘士ロビン フェイ 覚醒3 化身アームド ハンティングランス ブロック 太古の戦士ジャガウォック トーブ 覚醒3 化身 もちもち黄粉餅 ブロック 暁ノ巫女アマテラス 黄名子 覚醒3 化身アームド モータルスマッシュ シュート 超魔神エヴァース SARU 覚醒3 化身 レッドプリズン シュート 混沌の王アスタロト アスタ 化身 カオスメテオ シュート 混沌の魔女カオス フラン 化身アームド アイシクルロード シュート 豪雪のサイア 雪村 覚醒3 化身 ホワイトブレス シュート 聖獣シャイニングドラゴン 白竜 覚醒2 化身 ドラゴンブラスター シュート 聖獣シャイニングドラゴン 白龍 覚醒3 化身アームド 魔王の斧 シュート 暗黒神ダークエクソダス シュウ 覚醒3 化身 合体 技名 技の種類 化身名 習得者(発動者) 習得条件 状態 エクストリームラビット シュート 魔神ペガサスアーク光速闘士ロビン 天馬(天)フェイ 覚醒Lv.3でのキズナ 100% 化身アームド グレートブラスター(※2名技) シュート 剣聖ランスロット聖獣シャイニングドラゴン魔戦士ペンドラゴン 剣城白竜優一 覚醒Lv.3での剣城、白竜のキズナ 100% 化身アームド ジョーカーレインズ シュート 奏者マエストロ剣聖ランスロット 神童剣城 覚醒Lv.3でのキズナ 75% 化身アームド
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情報はコチラヘ(ドロップなど -- (GM000 inato) 2009-06-08 21 40 25 sノビからのドロップ s1マインドウィング s1デビルリングウィング s1エンジェリングウィング s2真・スレイプニール 白金塊 s2ソレイユの杖 s2鳳凰石の短剣 MVPアイテムにスーパーノービスカード -- (執事) 2009-06-09 18 34 09 書き忘れ ブリュンヒルデ -- (執事) 2009-06-09 18 39 07
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とある魔術の禁書目録 「とあるまじゅつのインデックス」と読む。 外伝である「とある科学の超電磁砲」は「とあるかがくのレールガン」と読む。 当ページの訪問者数 合計 - 人 本日 - 人 昨日 - 人 御坂 美琴 (みさか みこと) 【引退】 【参加:第ββ回~第2回@コミュ】 初参加でTOP10入り。 【成績】 【公式】 \ @1回 @2回 @3回 @4回 @5回 本戦 27位 21位 引退 pt 5718 4794 ― 【非公式】 \ Cβ回 ββ回 Oβ回 βββ回 本戦 ― 10位 ― 38位 pt ― 27801 ― 10206 白井黒子 (しらい くろこ) 【引退】 【参加:第1回@コミュ~第2回@コミュ】 第1回@コミュニティでは新規キャラ1位の10位。 続く第2回では順位を伸ばし8位! 【成績】 【公式】 \ @1回 @2回 @3回 @4回 @5回 本戦 10位 8位 引退 pt 28449 37622 ― ■奇術サイド マギー審司 準備中... 【引退】 【参加:第2回@コミュ~第3回@コミュ】 元ネタは公式PV 【成績】 【公式】 \ @1回 @2回 @3回 @4回 @5回 本戦 ― 24位 27位 pt ― 1161 439 ■奇術サイド エスパー伊東 準備中... 【引退】 【参加:第2回@コミュ~第3回@コミュ】 元ネタは公式PV 【成績】 【公式】 \ @1回 @2回 @3回 @4回 @5回 本戦 ― 26位 31位 pt ― 67 104 ▲ページトップ ■トップページへ戻る
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現在、手持ちのモンスターはおよそ8血統に分けることができる。 将来的には1パーティ4体のパーティを2つ使用(つまりモンスターを8体使用)する戦闘が基本になるというアナウンスが有ったため、 それを見越して考える必要があるかもしれない。 目次 目次 血統の統合、追加について 現在の血統一覧 配合計画図 各血統の詳細 血統の統合、追加について 追加の血統を導入する場合、配合値+1ぐらいのズレなら問題ないが、配合値+2とかズレ始めるとたぶん運用が辛い。 将来メガ(ギガ)ボディを組み込むことを考慮するなら7~6血統でもアリだが、 メガ(ギガ)ボディが発生した後でも血統の統合は可能なため、極力8血統で考えておいたほう事故は少ないと思われる。 しかし、モンスターの所持枠は10枠であり、8血統を維持して配合計画をすすめるのはやや無理があるのも事実なので、 そのへんは読者の欲望によって配合を加速させるか、メガ(ギガ)ボディを組み込むことを考えて7血統にしても良いかもしれない。 現在の血統一覧 現在の血統 番号 血統名 現在のモンスター 役割 説明または配合予定(案) 1 ブリュンヒルデ血統 ソル 前衛物理アタッカー 当麻PTのエース枠。終盤の火力はヤバい 2 プニちゃん血統 クロム 盾(HP耐久型) 皆を守る壁役。 3 まーりん血統 マジシャンズレッドjr. 後衛賢さアタッカー 4 カエルライダー血統 ティンダロス 後衛サポート 以下の血統はまだ確立されていない、配合計画上の血統。 5 HEY!血統 HEY! 後衛サポート カエルライダー血統の配合あまり 6 イルカ血統 イルカ 現状はいまいち定まっていない 同左。誰と配合しても問題は少ない 7 メイド血統 メイド 現状は戦闘には使えない ジョナサンと配合してアタッカー血統に 8 こちょうらん こちょうらん 後衛賢さアタッカー 将来的に第二パーティのメイン火力になれそう 配合計画図 +▼ 目次 目次 スカウトに関する読者の欲望 欲望全部のせ型計画 スカウトに関する読者の欲望 ジョナサンのスカウト→ブリュンヒルデ血統以外の前衛血統の確立達成済み オルリマ湖畔の霍青娥のスカウト達成済み オルリマ湖畔の翠星石のスカウト 世界樹の迷宮のトンベリのスカウト 欲望全部のせ型計画 .ブリュンヒルデ ━┓ ┣━ ソル .太陽 ━┛ .プニちゃん ━┓ ┣━ クロム .ジャイロ ━┛ まーりん ━┓ ┣━ マジシャンズレッドjr. マジシャンズレッド ━┛ カエルライダー ━┓ ┣━ ティンダロス テイル ━┛ イルカ ━┓ ┣━ ??? 適当な♂ ━┛ HEY! ━┓ ┣━ ??? .??? ━┛ メイド ━┓ ┣━ ??? ━┓ ジョナサン ━┛ .┃ ┣━ ??? 青娥にゃん ━┓ ┃ .┣━ ??? ━┛ トンベリ ━┛ こちょうらん ━━━ 未定 翠星石 ━━━ テイルの子供と配合 編集する場合は こちらのページに入り編集してください。 各血統の詳細 +▼ ブリュンヒルデ血統 現在のモンスターは「ソル」。 【解説】 現在ほぼ唯一と言っていい物理型の前衛アタッカーであり、耐久力のあるアタッカーという意味でとても貴重な存在。 序盤にテンションを溜め、中盤以降から溜めたテンションとそれに付随する特性を利用して高威力の攻撃を使用するのが基本戦術。 しかし、最近は敵の能力の上昇に伴ってテンションを溜める暇がなくなってしまい、「戦姫絶唱」が腐り気味。 その場合でも「闘争本能」による攻撃バフを利用することは出来るので、「戦姫絶唱」の活用は次世代で考えたほうがいいかもしれない。 【配合について】 素直な物理型の前衛アタッカーなので、物理型のモンスターとならば誰とでも配合できるだろう。 また、「戦姫絶唱」の発動サポートになるテンション上昇能力を持ったモンスターを見つけた場合、そのモンスターと配合してもいいかもしれない。 また、動き出すのが必然的に遅くなる(=盾役が落ちてから動き出すことが多い)ので、世界樹の迷宮のトンベリが持つ「みんなの恨み」とは好相性である。 イルカが新しく覚えた「自動触手」により、イルカ血統に第2パーティの盾役になれる可能性が浮上した上、「自動触手」がメガ(ギガ)ボディと非常に相性が良いため、 第2パーティの物理アタッカー血統の予定であるメイド血統との統合も視野に入る。 「因果の絶望」により、将来お見合いが実装された場合でもお見合いには出しにくい血統なので、配合計画は慎重に練ろう。 プニちゃん血統 現在のモンスターは「クロム」。 【解説】 最初期からパーティを支えてくれているメイン盾の血統。 クロムの代からはジャイロから受け継いだ「鉄のトゲ」によって相手のHPの判別をしつつダメージソースになれる便利な存在になった。 ただでさえ高いHPに「巨体」によって補正がかかっており、敵アタッカーの攻撃をまず2発は耐えてくれる。 現在は「鉄のトゲ」による擬似的なHP解析とアシストガードによるダメージ分散が主な仕事であり、配合当初に目されていた「刃の防御」や「我慢」は使用する機会がほとんどない。 もっとも、それでも十分に仕事をしているといえるのがこの血統の恐ろしいところでもある。そういった部分は次世代以降に期待してみよう。 【配合について】 防御の高さよりむしろHPで耐える高HPタイプの盾であり、「鉄のトゲ」によってダメージを与えることを基本戦術にしているので、自己回復系の特技との相性がいい。 世界樹の迷宮のスボミーは自己回復と目される特技を2つも覚えているので、もしも♀ならば配合相手にしてもいいだろう。 他方、イルカ血統が最近習得した「自動触手」はDPが増加しない「刃の防御」と言えるもので、この血統との相性は非常にいいのだが、 イルカの子供がやや特殊な立ち位置にいることから(詳細はこちらの備考を参照)、少なくとも今世代での配合はないと思われる。 まーりん血統 現在のモンスターはマジシャンズレッドjr.。 【解説】 高威力の呪文攻撃を主軸にした後衛賢さアタッカーの血統。 複合属性の単体呪文「フラムショット」「レヘルンショット」と全体攻撃呪文の「イオ」の3つの呪文を持ち、 全てを「イオ系のコツ」により高い火力で使用できるのが強み。 特に「イオ系のコツ」に加えて「メラ系のコツ」も適用される「フラムショット」の火力に期待が持たれる。 反面、防御は全くないわけではないものの、アタッカークラスの攻撃をまともに喰らえば1~2発で戦闘不能なので、盾役との併用が望ましい。 【配合について】 配合直後であり当分は本人の配合の心配はしなくとも良いと思われるが、「足フェチ」なる謎の特性を持っている点や、 マジシャンズレッドとまーりんの子供である点を鑑みれば、気を使って損はないだろう。 野生のモンスターにいい感じの配合相手はいないものの、イルカコミュによりお見合いが現実的な選択肢になった。 よってトトリのライブラリアン(あるいはその子供)は有力な選択肢。だが、お見合いは相手の強化にもつながるので慎重にしよう。 カエルライダー血統 現在のモンスターは「カエルライダー」(およびその配合予定の相手であるHEY!またはテイル)。 【解説】 主に回復やDPコントロールなどのサポートを行う血統。 名目上は「カエルライダー血統」であるものの、これはHEY!とテイルの婿がどちらにせよカエルライダーになるだろうと考えられているためであり、 実質的にはHEY!血統またはテイル血統である。 しかしどちらにせよ、積極的に攻撃をする血統ではなく、運用は他の血統と組み合わせて考える必要がある。 【配合について】 前述の通り、HEY!またはテイルとの配合が検討されている。 イルカも候補の1人ではあるのだが、彼女の子供はやや特殊な立ち位置にいるので(詳細はこちらの備考を参照)、あえてこの血統に組み込むかどうかは微妙なところである。 主に期待されている役割は、HEY!と配合した場合は回復、テイルと配合した場合は風霊術によるDPコントロールなので、 また配合が滞らないように、それに適した配合相手を早めに見つけておこう。 ブリュンヒルデ血統のサポートを考え、テンションを上げる特技や特性を持ったモンスターを組み込むことも考えられる。 第2サポート血統 現在のモンスターはHEY!またはテイル。 【解説】 カエルライダー血統の配合あまりを1血統として数えた場合の血統。 配合であまった血統、という性質上詳細な計画は立てられないものの、 どちらがあまったにせよいい感じの配合相手が現状存在しないので、その確保が急務である。 【配合について】 上述の通りの性質を持っているの詳細な計画は立てられない上、どちらにしても配合相手は現状存在しない。 この血統のために♂モンスターを確保するか、あるいはお見合いをする必要もあるだろう。 イルカ血統 現在のモンスターはイルカ 【解説】 アクの少ない万能型の血統……のはずだったのだが、偶然によって(詳細はこちらの備考を参照)個性が確立されたネタまみれの血統。 DPが増加しない刃の防御とも言える「自動触手」、合計倍率が2.0と高めの「触手の舞」など強力な特性・特技をもっているのだが、 子供のAAがどちらも後衛型なので次世代の能力はまるで予想がつかない。 将来的には「自動触手」を活かして第2パーティの盾役になれる可能性もあるが、何にせよ本格的な計画は次世代になるまで立てられないだろう。 【配合について】 能力自体はそつなくこなすタイプなので誰と配合しても問題は少ない。 本人に能力を考えれば素直に攻撃と防御を伸ばす方向が無難だろうと思われるものの、子供のAAがAAなので不安は尽きない。 現時点で考えるならいっそ次世代の能力を完全に無視し、次次世代まで考えて配合するのも手だろうか。 また、「自動触手」はメガ(ギガ)ボディとの相性が非常にいいので、もし導入するならばこの血統が良いだろう。 その場合、メイド血統またはこちょうらん血統をブリュンヒルデ血統またはまーりん血統に統合することになると思われる。 メイド血統 現在のモンスターはメイド 【解説】 イベントで加入したメイドを中心とした血統。 HP以外のステータスが驚きの低さであり、戦闘には参加できないものの特性や特技は比較的優秀。 いかにして彼女の精神面を受け入れてくれる、あるいは矯正してくれる配合相手を探すかがカギである。 もちろん上条さんが積極的に精神のケアをしてもいいので、その場合はもう少し配合相手の選択肢が広がるかもしれない。 【配合について】 精神面のケアも含めて、カタクサ草原のジョナサンとの配合が提案されていて、将来的には第2の物理アタッカー系統と目されている。 また、「ネクロマンサー」は味方が倒れてから真価を発揮する特性であり、世界樹の迷宮のトンベリとの相性も悪くないことから、 トンベリ及びその高火力技と相性のいい霍青娥も含めた配合計画が提案されている。更にその後はブリュンヒルデ血統と統合する案も。 本人とのコミュ回数の割には配合案について充実している血統である。 こちょうらん血統 現在のモンスターはこちょうらん 【解説】 増加DP30にしてダメージ倍率1.4の強力な特技「花弁の舞」をメインにした後衛アタッカー系統。 もう一つの特技「蝶の舞」は増加DP60と重いものの、火力と防御と素早さを同時に上昇させる優秀な特技であり、合わせて今後の活躍に期待が持たれる。 全体的に踊りを多く覚えているので、これを伸ばす配合が良いだろうか。 【配合について】 加入したばかりであり、配合にはまだしばらくの猶予がある。 野生のモンスターでありお見合いに出すデメリットが小さいので、そちらで考えてもいいだろう。 編集する場合は こちらのページに入り編集してください。
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ヴィルヘルム(CV.平川大輔) 本名:ヴィルヘルム・カール・グリム 年齢:23歳 グリム兄弟の次男。 兄弟思いの優しい青年で、性格は穏やか。 知的で、兄と一緒に研究をしていたが少しドジな一面も。 攻略 ※攻略制限あり※ 魔王ルートキャラ攻略後? -幸福な日々- 待つ-相手次第-ごめんなさい-無理 マンドラゴラ とってきてもらう -謎の笛吹き男- 様子を見に行く -あかずきん登場!- 助ける -塔の上の少女- 買う-エーデルワイスのしおり 聞く-ルートヴィッヒ 登る 助けて、ルートヴィッヒ -白馬の王子様!?- キャンバス奪還 買う-地図 -あたたかな思い出- 選択肢なし -眠りについた町- 炎の精霊を召喚 買う-とある姫様のスケッチ ヘッセン -ときめきの舞踏会- 買う-ヘッセンパラダイス(銀貨→ルーイルート) -女神ブリュンヒルデ- 行く ヴィルヘルム兄さん 平手打ち キスをする(BAD:スチル差分回収) 炎に飛び込む -霧の使者- 選択肢なし -暗黒童話の迷宮- 選択肢なし -暴かれた仮面- 選択肢なし ヴィルヘルムED:-花の香りに包まれて-